バカラはバンカーが有利なのは本当か?

【写真】ホマーソン・カジノ(Hommerson Casino)/デンハーグ(オランダ)
バカラはバンカーが有利なのは本当か?
カジノゲームは、もともと「控除率」(ハウスエッジ・ハウスアドバンテージとも言う)と呼ばれる確率が設定されており、これは1回のゲームでカジノ側が利益とする金額比率とほぼ変わらない値になっています。
●バカラ: バンカー側は1.17%、プレイヤー側は1.36%。
●ルーレット: アメリカ式は5.26%、ヨーロッパ式は2.7%。
●クラップス: 最も控除率が低いオッズベットで0.85%。
●ブラックジャック: ベーシックストラテジーなど攻略法を駆使すれば0.5%前後。
●スロット: 一般的に3~25%。
●キノ: 一般的に25%以上。
そのため、バカラはバンカーが有利なゲームであることは理論的には正しいと言えるでしょう。
また、テーブル上のバンカー側に賭けるという意味においても、プレイヤー側にベットした場合のハウスエッジが1.34~1.36%(勝率は44.62%)、バンカー側に賭けた場合のハウスエッジは1.17~1.19%(勝率は45.85%)ということで、プレイヤーよりバンカー側の方がわずかに勝つ確率が高く有利なゲームであることが証明できます。
しかしバカラは、テーブル上のプレイヤー側が勝つのかバンカー側が勝つのかは、プレイした時の状況やベット回数で大きく異なり、プレイした時間内で約半分ずつの勝敗になるか、バンカー側の勝利に偏るか、プレイヤー側の勝利に偏るかなどのシチュエーションがランダムに訪れます。
そのため、それほどバンカー側が確率的に有利であることを気にする必要はないように思います。
さらに、バカラはカジノ胴元が設定した理論上の確率の路線に乗らない賭け方をすることで、バンカー側が有利だからとバンカーへのベットに固執することなく勝ち続けることができたり、マジックモーメント(ミラクル)を引き起こして大きく稼ぐことができるゲームでもあり、実際に人数が少なくメディアで取り上げられることもまず稀ですが、バカラで巨額の資産を作ったプレイヤーは世界中にたくさん実在しているようです。
当ブログで入っている情報を見る限り、彼らの中でバンカーへのベットにこだわったというプレイヤーはおらず、主にマインドが大事だと考えるケースが多いと考えられます。
ですので、バンカー側を専門に賭けるという方法を取るよりも、バカラで必要になる考え方を学ぶ方が、よほど勝率が上がるのかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてください。