裏博打者はカモられるのが世の常(野球賭博/パチンコ)

【写真】Binion’s Casino/ラスベガス(アメリカ合衆国)
2017年7月30日に開票された横浜市長選にて、投票総数の約53%の支持を得て、見事3選を決めた林文子(71)市長。
これにより、日本初のカジノリゾート候補地として大阪・横浜が確実視されつつある今日この頃ですが、日本でカジノが生まれることで懸念されているのが「ギャンブル依存症問題」です。
カジノは国や胴元が大きく儲かるビジネスモデルの反面、パチンコ・競馬・競輪などのギャンブル好きでヤクザ・闇金融に借金をしてまで賭博を繰り返す裏バクチ狂は、ほとんどのケースで被害者(カモ)になる場合が多いようです。
皆さんもぜひ、日本にカジノが創られても、バカラ等のゲームにハマりすぎてバクチ狂にならないよう注意しましょう。
カモの例その1: 和歌山毒物カレー事件
和歌山県和歌山市で開催された夏祭りで起こった「亜ヒ酸カレー事件」で、一躍時の人となった林眞須美容疑者。
彼女の夫で、シロアリ駆除業者を職とする林健治被告は、年齢を10もサバ読み真須美容疑者をナンパし、競馬場や競輪場でデートを積み重ねていたそうです。
彼は以前、賭博胴元の使い走りとして働いていた経験があり、自身も大のギャンブル好き。高度障害の保険金を手した後は、仕事そっちのけで連日競馬場や雀荘に通っていたのだとか。
一方、眞須美容疑者は、他人の目を気にして見栄を張るタイプだったそうで、勤務先の保険会社にまでデパート外商を読んで高級品を買う場面を見せびらかしたり、知り合いが外車を購入するものなら、自身もそれ以上の高級車を購入するほど見栄と虚栄心が強かったようです。
そんな眞須美容疑者は、連日ギャンブルに明け暮れ、散財を繰り返す健治被告を恨んでいたそうで、日本中を震撼させた「和歌山毒物カレー事件」も、ギャンブル依存症の夫を許せない妻が引き起こした事件だったと言えるかもしれません。
カモの例その2: 野球賭博問題
2010年に元関脇・T氏、2015年に元プロ野球巨人の複数の選手が「野球賭博」に関わったとして問題になりました。
しかし、テレビで大々的に報道される以前にも、野球賭博に関わって多額の借金を背負ったり、自ら生涯を閉じた人物も多くいたそうです。
「やすし・きよし」に次ぐ人気を博していた某漫才コンビ・N氏は、元来気が弱い性格で、林眞須美容疑者と同じく見栄を張るタイプだったそうです。
そんな彼がハマったのが「野球賭博」で、野球のルールさえ知らない状態にも関わらず、毎晩のようにテレビとラジオを使って野球中継にのめり込んでいたと言われています。
賭博資金はヤクザから借金して賄っており、その月分の返済ができない時は毎月数十%の利子を組み、結果的に複利で増え続けた利子を返せず、自ら命を絶つ最期を遂げたのです。
(参考&引用文献:裏バクチで死ね!!/ワニマガジン,2001)