バカラの借金&負け金額は紙に書いた方が良い理由

【写真】グラン・カジノ・ルツェルン(Grand Casino Luzern AG)/ルツェルン(スイス)
「バカラの負け額は紙に書いた方が良い」
私自身、これまで海外の様々な国のカジノ場でバカラをプレイしてきましたが、現在は、不運にもゲームに負けてしまいお金を失ったときに、負け額を紙に書くようにしています。
なぜかというと、負け額を記録することによって、「いつか取り返そう」というマインドを持つことができるからです。
* 損失額が大きいほどバカラや他のギャンブルで取り戻そうとしない方が良いと思います。これは、私自身の経験と、カジノ好きの友達から聞いた話から、さらに負け額が膨らむ可能性が高いと考えているからです。
さて、この習慣が作られたきっかけですが、昨年(2016年)マカオの「サンズコタイセントラル」内に入っているシェラトンホテルで約10日間宿泊した際、「パシフィカカジノ」のバカラで約70万円の損失を出した経験が影響しています。
しかも、その前の年の2015年には、マカオ北部のタイパ島にある「サンズマカオカジノ」でプレイしたバカラで、合計500万円を短期間で失っており、この時の損失を含めると、2年間で合計約570万円(実際はもっと高額ですが…)を溶かしてしまいました。
そんな約600万円近くをつぎ込んでしまったカジノゲームは、ディーラーがゲームをさばくライブ画面を見ながらベットする「ライブ中継バカラ」と、完全マシーンゲームの「デジタルバカラ」(電子バカラ)です。
★ライブ中継バカラ(オンラインカジノ)
これらのゲームを、カジノ内の中華レストランで夕食の後に毎日プレイしており、1日2,000円(食事代+α)勝つことを目標に「マーチンゲール法」投資手法を使ってベットを続けていました。
戦略としては、賭ける場所は「バンカーかプレイヤー」の2択だけにしぼり、1回につき500円を得たら賭け金額を最初に戻すという手法を使っており、なかなか勝てない時はプレイ時間が長くなったことはあったものの、毎日かなり順調に勝ち続けていたのです。
「この手法は本当に勝てる!」と感じていたのが正直なところでした。
しかし、ホテルのチェックアウトを迎える2日前の夜、いつものようにバカラを楽しんでいたのですが、賭けても賭けても見事に予想をはずしてしまい、毎ゲームごとに投資金が2倍に膨れ上がっていったのです。
負け続ける流れの時は、賭け金額を小さくするか、一度ゲームをやめるという選択をするべきだと、以前日本有数のプロギャンブラー・森巣博さんの著書で読んでいたのですが、「マーチンゲール法」だけを使っていたことで負け金の元を取るのに多くのゲーム数が必要だったことと、「自分は大丈夫だ」と根拠のない過信をしていたため、そのまま倍々ゲームを続けていました。
その結果、数分の間だけで、約70万円の損失を出してしまったのです。
このように、非常にショッキングな経験をしたため、もう金輪際カジノゲームで負債は背負わないと誓うため、自ら紙に赤ペンで負債金額を書きだしました。(下写真は実物です)
幸い、友達や金融機関からの借金はしていなかったので、利息が膨らむことがなかった点は本当に良かったと思います。


* ホテルの部屋で負債金額を書き出し、仕事で取り返すことを誓った。
ちなみに…、例えばオンラインカジノのバカラの場合は、周りの環境をプレイしやすい状況に変えることができるので、ギャンブル熱を誘発する他のプレイヤーの熱気や機械音、BGMなどの環境から自由に脱出することができますが、本場カジノではそれが不可能です。
そのため、不運の流れに入った時に一気に大金を失いやすくなることも考えられるので、周囲環境の面も十分注意を払った方が良いような気がします。(プレイ中は耳栓をするなど)
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