ヨーロッパ&アメリカンミニバカラとは?ゲームの種類

【写真】バリーズ/ラスベガス(アメリカ合衆国)
ヨーロッパバカラ
「バカラ」は様々なカジノゲームのなかでも最も歴史の深いゲームで、1400年代からフランスの大富豪貴族たちの間で流行していたそうです。
また、イタリア語で「0」(ゼロ)を意味する「Baccarat」がゲーム名の語源になっており、時にはバカラのゲーム性を比喩して「破産」を指す言葉として使われる場合もあるのだとか。
その昔、バカラはイタリアではプントバンコ(Punt Banco)、フランスではシュマンドフェール(Chemin De Fer)、イギリスではシェミィ(Chemmy)、さらに王侯貴族や将軍たちをモナコのモンテカルロカジノに惹きつけて魅了したゲームということで「Game of Kings」(ゲームの王様)とも呼ばれていました。
そして現在は、ゲームテーブルは7~11人のプレイヤーで満席になる大きさの比較的大きい台を使用し、各席のテーブルには席番号だけが印刷されてるシンプルな形式になっています。
アメリカンバカラ
アメリカ式のバカラは、1950年代にカリブ海国のカジノ場から入ってきたと言われており、最初は1959年「サンズホテルカジノ」(Dunes)にバカラテーブルが導入されたそうです。
しかし、当初はゲームのルールや進み方、ラグジュアリーなドレスコードなどがアメリカ人の気質に合致せず、人気を得ることができなかったのだとか。
そのため、ゲームルールをディーラー主導のシンプルな内容に変更し、さらにブラックジャックテーブルのような「コンパクトで遊びやすい」&「ベット金額がリーズナブル」で楽しめる台で遊ぶ「ミニバカラ」を造ったことにより、1970年代からラスベガスで一気に大流行していきました。
そして現在では、各カジノ合法国によって様々な波及ルールも導入されています。
なお、ゲームテーブルは12~16人のプレイヤーが参加できるタイプで、ヨーロッパバカラよりも大きい台を使用します。
ミニバカラ
アメリカでバカラを流行に導いたラスベガス発祥のバカラゲームです。
ゲームルールは「アメリカンバカラ」と同じですが、ブラックジャックに近い形式で台の大きさ・ディーラー数・プレイヤー数を減らしたコンパクトテーブルで、現在はディーラー1名につきプレイヤー約7名が参加できるゲームになりました。
また、ゲームに参加できるミニマムベット(最低賭け金)も、ブラックジャックと同じくらいのリーズナブル料金に設定されています。